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「精神科薬物の官能的評価」について熊木徹夫が動画でご説明します。

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2011年7月8日金曜日

レメロン

新しい投稿がありました
薬品名:レメロン
投稿者:加圧水型安崎 さん
性別:male
年齢:29
官能的評価内容:始めの一週間はとにかく眠いです。
一日15〜6時間くらいは寝ていたかと思います。
ただ、眠気の質はベンゾジアゼピン系の睡眠薬とは明らかに異なります。
ベンゾジアゼピン系が「スイッチを切る」眠気だとするならば、レメロンは「切れたスイッチが入らないようになる」眠気です。
そのため、眠いことは眠いのですが、入眠にはやはり睡眠薬(エバミール2mg)が必要でした。印象として、レメロンに一番近い眠気を催す薬はヒルナミンです。

抗うつ効果の方ですが、個人的にはまさに「大当たり」でした。
死にたいという気持ちが抑えられなくなったためにまずは15mg処方されたのですが、当初の数日は「眠くて死ぬどころじゃない」という感じ、一週間ほど経つと「まあ適当に、何とでもなるさ」と軽く考えられるようになりました。
ただ、意欲を出すという面では15mgでは足りず、30mgまで増量していただいたところ、次第に意欲が出てきました。
在宅で仕事をしているのですが、レメロンを飲む前〜15mgまでの時期は、せいぜい一日に5〜6時間働ければ良い方で、気分が持ち上がらず1週間ほど完全ぁ�傍戮鵑任靴泙Δ海箸發△辰燭里任垢���外辯まで増やしたところ、1日に7時間程度、調子が悪くとも2〜3時間は働けるようになりました。

副作用は、眠気を除けばなんといっても体重増加でしょうか。以前は主にアモキサンを飲んでいて、250mgから50mgまで減らしたところ10kgの減量に成功したのですが、レメロン開始から四ヶ月ほどで7キロリバウンドしました。
服用開始から二ヶ月程度は、とにかく食事が、特に甘い物が美味しく感じられ、常に何か食べていたい感覚になります。ただし、それも三ヶ月程度で静まってきます。
また、あまり一般的では無いとは聞いていますが、私の場合始めの一週間は吐き気と下痢が起こりました。
ただ、SSRIのそれに比べれば、一週間程度で治まるので、大分ましでした(私はSSRIは吐き気で継続できませんでした)。
最初の一〜二週間を寝て過ごせる環境でさえあれば、個人的には一押ししたい抗うつ薬です。

類似薬物との効き方の違い:
レメロン以前に主に飲んでいた抗うつ薬はアモキサンなのですが、アモキサンは(特に服用開始直後は)とにかくテンションを上げてくれる薬だったのに対し、レメロンは下支えをしてくれる薬かな、という印象があります。
もちろんレメロンもある程度テンションを上げてくれるのですが、アモキサンのように5〜6kmほど歩いて買い物に行くなど、躁転と言われかねないほどの上がり方はしません。

送信時間:2011/07/08 (Fri) 20:21

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